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豊胸・脂肪吸引の名医のルーツ? 美容外科医を変えた一冊

今回のコラムは一旦施術と離れ「ドクターが愛読する本」についてまとめました。
全国の美容外科医に技術指導を行うTHE CLINICのドクターが、影響を受けた一冊とはどんな本なのでしょう? 施術に関するものからホスピタリティまで、様々でした。

「人生を変えた」「生き方の指針となった」など、日本の美容外科医を教育する立場にあるTHE CLINICのドクターたちに、そんな影響を与えたのはどんな書籍・文献なのでしょうか?

デザインへのこだわりが垣間見えるDr.大橋のチョイス

さすが、「ボディデザインに大橋あり」という高みを目指すドクター。デザイン性の高い専門書を教えてくれました。
そのうちの一冊が、他のドクターからも支持されていた『ANATOMY for the ARTIST』。筋肉のラインが実際の写真とともに掲載されていて、脂肪吸引、特に4D技術を駆使する際になくてはならない一冊だそうです。
もう一冊は、最新の豊胸術を解説する『Your Natural Breasts』。豊胸や乳房再建など、さまざまな症例に対するあらゆる技術や工夫が解説されています。著者の一人であるTomas Biggs氏にサイン付きで譲り受けたそうで、日々の診療でもゲストひとり一人に合った提案に役立っていると言います。

Dr.中居を感動させたホスピタリティのすべて

リピーターの多い中居ドクターの秘密がここにあるのかもしれません。選んだのは、小説『利休にたずねよ』です。
この千利休の物語に中居ドクターが見出したのは、フィクション、ノンフィクションという次元を超えた、ホスピタリティのすべてでした。あまりの感動に、サービス業を営む知人たちに配り、みんなで共感し合ったほど。なかでも、「こころの根がとろりと蕩け(とろけ)、静かに流れていく時間に人生の疲れが癒される」という茶席の描写を、緊張を抱えて来院するゲストの姿に重ねるようで、いかにゲストを笑顔にするかに全集中力を注がねばと思わせる一冊だと言います。

新しい情報を生み出すDr.千葉を支える文献たち

美容外科医では数えるほどしかいない乳腺専門医の一人である千葉ドクター。論文発表にも精力的で、特に研究に力を入れるのが“脂肪注入後のしこり治療”についてです。執筆の際に参考にしているのは、バストの専門書ではなく、主に形成外科や美容外科の学会誌と言います。なんでも、しこりについては専門的な書籍も少なく、まさに千葉ドクターの論文が他のドクターの参考書となっている状態なのだとか。
具体的には『Annals of Plastic Surgery』や『An International Journal of Surgical Reconstruction』などに掲載されている文献に情報を得ているそうで、それを千葉ドクターの経験や知識にも絡めつつ、最新情報として発表されているようです。

診療の裏付けとなるDr.福田の知識ソース

スタッフからも「理論的な裏付けがあり判断が的確」と評される福田ドクター。どうやら、その知識は膨大な研究論文がベースとなっているようです。
再生医療学会誌の『journal of tissue engineering and regenerative medicine』や幹細胞研究のレポートをまとめた『Stem cell and development』などの専門誌に掲載される論文の中でも、特に感銘を受けたのは、東京大学の吉村光太郎先生が発表した脂肪組織由来幹細胞関連のものだと言います。医学部の授業や教科書にも言及されていない“脂肪”に様々な可能性があることを知り、まさに目からウロコだったと語る福田ドクターでした。

美容への気持ちを確信したDr.樋口のバイブル

樋口ドクターが選んだのは、『Arthur Elgort’s Models Manual』。こちらは、スーパーモデルブーム期に発行されたもので、「ビッグシックス」と呼ばれた面々の私生活までをもまとめた写真集です。美に対しては、幼少期から並々ならぬ関心があったという樋口ドクターらしいチョイスとも言えますが、この本を選んだ理由を聞いてさらに納得。日常的に持ち歩き、教科書よりも開くことの多かったこの写真集によって、美容の仕事をしたいと確信したそうです。
自身のセンスを磨くツールとしてもおおいに役立ったというこの本。今でも彼女たちが理想の女性像であり、診療においてもひとつの指針となっているようです。

コラムのポイント

  • ボディデザインには解剖学やハイセンスな洋書を参照するTHE CLINICのドクター
  • 海外の学会誌や論文に目を通し、情報を常にアップデート
  • 医療だけでなく、ホスピタリティ関連の書籍にも関心が高い